摂河泉地域文化研究所のこれまでの歩み
摂河泉地域文化研究所では、地域の歴史遺産の価値を顕在化するためにシンポジウムなどを開催し、歴史遺産を地域資源、地域観光の資源として活用するための事業を実施してきました。具体的には、大東市・四條畷市の所在する戦国時代の山城である飯盛城跡の研究結果を発信するため、「関西城郭サミットin飯盛城」を10年間開催し、その他にも飯盛城・三好長慶・河内キリシタンに関する連続講座やシンポジウムを開催することにより、ひとつの到達点を迎えることができました。大東市市長に登壇、四條畷市長にピデオメッセージをいただき、YouTube配信も行い、価値顕在化と地域資源として活用する事業を実施し、飯盛城跡の国指定史跡登録へ向けて広く市民の共感を得たといえます。2020年〜2021年度は新型コロナウイルス感大に伴い、行政などと協議しながら、YouTubeやオンラインでの配信など、新たな活動の在り方を模索し、今後のウィズコロナ時代に向かって一つの発信モデルを始めることができました。今後、配信事業も精度を高めることができれば、どんな状況下でも、市民だけでなく日本全体や世界にも歴史文化を発信していけるよう、新たな可能性を見い出せるのではないかと考えています。