千々石ミゲル墓所の謎に迫る!
歴史好きなら、一度は耳にしたことがあるかもしれません。
16世紀、まだ日本が戦国時代にあった頃、ヨーロッパへ渡った4人の少年たちがいました。
彼らの名は、天正遣欧使節。
その一人としてローマへ渡った人物が、**千々石ミゲル(ちぢわ・みげる)**です。
そして現在、その千々石ミゲルにゆかりのある墓所が、なんと大阪府大東市にあります。
なぜ、長崎に生まれ、ヨーロッパまで渡った千々石ミゲルの墓所が大東市にあるのでしょうか?
その謎に迫る「千々石ミゲル墓所の謎に迫る!プレフォーラム」が、2026年9月27日(日)に大東市で開催されます。

千々石ミゲルとは?
千々石ミゲルは、戦国時代から安土桃山時代にかけて活躍した人物です。
天正10年(1582年)、キリシタン大名・大村純忠らの名代として、ヨーロッパへ派遣された天正遣欧使節の一員としてローマを目指しました。
わずか10代の少年たちが、長崎から海を渡り、ポルトガル、スペイン、イタリアを経てローマへ。
当時の日本人にとって、ヨーロッパは想像もつかないほど遠い世界でした。
その壮大な旅の中心人物の一人が、千々石ミゲルです。
しかし、帰国後の彼の人生は、単純な「キリシタンの英雄」という物語だけでは語ることができません。
信仰をめぐる葛藤、時代の変化、そして晩年。
千々石ミゲルの人生には、戦国から近世へと移り変わっていく日本の姿が凝縮されています。
なぜ千々石ミゲルの墓所が大東市に?
今回、大きな注目を集めているのが、千々石ミゲル墓所の発掘調査です。
墓所からは、当時の歴史を物語るさまざまな資料が見つかり、千々石ミゲルの人物像について新たな研究が進められています。
今回のプレフォーラムでは、
「新しい千々石ミゲルの人物像」
「千々石ミゲル墓所の発掘調査」
「千々石ミゲルの十字架」
という3つのテーマから、専門家が最新の研究成果を紹介します。
墓所から何がわかったのか?
今回の講師の一人は、元長崎文化博物館研究Gリーダーの大石一久氏。
「新しい千々石ミゲルの人物像」と題して、これまで知られてきた千々石ミゲル像を改めて見つめ直します。
また、別府大学教授の田中裕介氏からは、「千々石ミゲル墓所の発掘調査」について報告。
さらに、ミゲル墓の木棺の復元にも携わった文学博士の栗田薫氏が、「千々石ミゲルの十字架」をテーマに報告します。
歴史書を読むだけでは分からない、発掘された遺構や遺物から歴史を読み解くという点にも注目です。
千々石ミゲルを「大河ドラマ」に!
今回のフォーラムでは、千々石ミゲルの歴史を広く知ってもらうとともに、
「千々石ミゲルをNHK大河ドラマに!」
という取り組みも紹介されます。
天正遣欧使節という、日本史の中でも非常にドラマ性の高い出来事。
長崎から海を渡り、ヨーロッパへ向かった少年たち。
そして帰国後、それぞれが激動の時代を生きることになります。
その中でも千々石ミゲルの人生には、キリスト教、戦国武将、海外交流、信仰、発掘調査など、さまざまな要素が詰まっています。
「なぜ大河ドラマにならないのだろう?」
そう思わせるほど、興味深い人物です。
大東市から歴史を見つめ直す
歴史というと、京都や奈良、長崎など、有名な観光地を思い浮かべる人も多いでしょう。
しかし、私たちが暮らす北河内・摂河泉地域にも、まだ知られていない歴史が数多く残されています。
飯盛城、三好長慶、私部城、そして今回の千々石ミゲル。
一見すると、それぞれ別々の歴史に見えます。
しかし、戦国時代から近世へと移り変わる日本の歴史をたどっていくと、さまざまな人物や地域がつながっていることが見えてきます。
地域に残された史跡や文化財を、地域の人自身が知る。
そこから、新しい歴史の楽しみ方が始まるのではないでしょうか。
今回のプレフォーラムも、そんな「地域から歴史を掘り起こす」取り組みの一つです。
千々石ミゲル墓所の謎に迫る!プレフォーラム
「千々石ミゲル墓所で明らかになったこと」
日時
2026年9月27日(日)
午後1時30分~
※午後1時開場
会場
大阪府大東市立生涯学習センター アクロス4階メディア研修室
参加費
1,000円
定員
35名(先着順)
報告
報告1
「新しい千々石ミゲルの人物像」
大石一久氏
(元長崎文化博物館研究Gリーダー)
報告2
「千々石ミゲル墓所の発掘調査」
田中裕介氏
(別府大学教授)
報告3
「千々石ミゲルの十字架」
栗田薫氏
(ミゲル墓の木棺の復元・文学博士)
休憩後には、講師によるオンラインクロストークも予定されています。
フォーラムはZoomによって長崎・大分・東京などを結んで開催されます。
2026.9.27 フォーラム「千々石ミゲル墓跡で明らかになったこと」vol.1
500年前の歴史が、いま私たちの前に
千々石ミゲルが生きた時代から、約500年。
しかし、墓所の発掘調査によって、当時の人々の暮らしや信仰、そして千々石ミゲルという人物の姿が、少しずつ現代によみがえっています。
歴史は、教科書の中だけにあるものではありません。
足元に残された墓所や城跡、遺跡、文化財を訪ねることで、私たちの住む地域と日本の歴史がつながっていきます。
大東市から、千々石ミゲルの新たな物語を。
そして、いつの日か「千々石ミゲル」がNHK大河ドラマの主人公になる日が来るのか――。
まずは今回のプレフォーラムで、その歴史の扉を開いてみてはいかがでしょうか。
歴史の謎は、まだ終わっていません。
